BUNSHODO
前回までの文祥堂フォーラムのご紹介
第269回 Japan way メトロセクシャルの時代 :
       21世紀・世界を牽引する和風ものづくり
2008年2月20日


















 ものづくりを通して、これまでの日本に冨を蓄えてきたメインエンジンは、勤勉な気質を礎とした「高品質」「多機能」「使い勝手」「高い生産性」などでした。
 しかし、これからはアジアやBRICs諸国が日本の成功パターンを踏襲して猛追してきます。昨今の我が国全体の閉塞感のおおもとは、次に点火すべきエンジンが特定できていないことにあります。
 今回は、日本独特の製品やサービスを棚卸しして、改めて我々の強み・コアコンピタンスを再考してみます。一見嘆かわしい最近の若者文化と伝統的な価値観との共通性から、日本人に普遍的な道具観をあぶり出し、今後の日本企業のモノやコト作りの方向性を提示します。
(川口 盛之助)





PROFILE ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

川口 盛之助 氏 (かわぐち もりのすけ)
アーサー・ D・ リトル・ ジャパン(株)
シニアマネージャー

■ 略 歴
1980年 兵庫県立芦屋高等学校卒業
1984年 慶應義塾大学工学部応用化学科卒業
1984年 日立製作所入社
1992年 米国イリノイ大学理学修士課程修了
1992年 日立製作所 技師
1998年 日立製作所 電化機器事業本部 主任技師
2001年 関西新技術研究所 技術戦略部 主任コンサルタント
2004年 アーサーD.リトルジャパン コンサルタント
2006年 アーサーD.リトルジャパン マネージャー
2007年 アーサーD.リトルジャパン シニアマネージャー

・日本ポップカルチャー委員会 委員
・映像情報メディア学会 アントレプレナー研究会 委員


■ 著作等
  • オタクで女の子な国のモノづくり(講談社BIZ)2007年
    [朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、毎日新聞にて書評掲載]
  • Webコラム連載中 日経ビジネスオンライン 2007年~
  • Webコラム連載中 日経テックオン 「技術経営戦略考」2007年〜
  • 日刊工業新聞社 機械設計増刊号 特集記事 2007年11月
    「ロボット大国であり続けるには・・広義の技術観で開発すべき」
  • 徳間書店 ハイパーホビープラス 2007年11月
    「おもちゃが切り拓く21世紀の技術立国ニッポン」
  • 小学館 DIME 2008年1月【キーパーソンインタビュー】「アニメな国のポテンシャル」
  • 中日新聞 2008年1月1日特集記事 モノづくり萌え「オタク文化が日本を救う!?」




■ 講演内容 ■
  1. 日本人の工業観:モノづくり能力の真の強みについて
    (1)技能五輪の活躍に見る日本人の工業観は「風雅な職人」

  2. 道具作りのジレンマ
    (1)道具の存在する意味
    (2)技術のマネージメント
    (3)MOT(マネージメントofテクノロジー)とSOA(センスofアート)

  3. 技術から芸術へ
    (1)速度の限界
    (2)加工スケールの限界
    (3)芸術性と技術性のバランスの歴史的推移

  4. 日本のモノづくり外伝:21世紀の世界をリードする日本製品のキーワード
    (1)道具に魂を込める
    (2)病み付き
    (3)寸止め
    (4)かすがい
    (5)恥ずかしい対策
    (6)劇場化人生

  5. 勝たない機能で勝つ
    (1)非屈強・非威信系の先端を独走する日本
    (2)弱きを救う技術なら負けないはずの日本
    (3)次の時代を担うエンジンの見えない閉塞感を打破できる

  6. 女子供な日本
    (1)4極文化事例(女性、自動車、掃除機、標識)

  7. 創造性を芸術性
    (1)ビジョナリーとは自社の世の中観
    (2)事業戦略の3つの方向性
    (3)企業における研究開発と女子供力の関係性

<リンク>
アーサー・ D・ リトル・ ジャパン(株)
オタクで女の子な国のモノづくり(講談社BIZ)2007年
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