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History of French Cutlery

フランス カトラリーの歴史

フランスティエールの昔の工場建物の画像ラギオールはフランスの村の名前からきておりますが、ティエールも同様にティエールというオーヴェルニュ地方に位置する街の名前からきています。その歴史的な背景をご紹介いたします。

フランス史をひも解くと、現在のフランスの領土としての始まりは9世紀頃のようですが、しばらくは領土争いに明け暮れ、13世紀ころから領土の安定と、農機具の改良や農業技術の発達、又開拓により、領主への決められた年貢より多く生産できたり、新しい野菜を栽培したりし始め、それら余った分を、港や、橋のたもとなど、人が集まる場所に行商し、フランスでの本格的な商売が芽生え、町が形成され、町に暮らす人も増え、様々な文化・産業が生まれていったようです。

そんな13世紀にティエールでは刃物産業が興り、歴史的には非常に早い段階で刃物を産業として作り始めました。その後、現在もドイツでは生きている“マイスター制”という親方制度とともに、“ギルド”と呼ばれる、同業組合を王政から認可され、産業が保護・擁護されることで、ティエールでの刃物産業はルイ14世のころ絶頂を迎えましたが、ルイ16世のフランス革命において、マリーアントワネットとともに、王政は死滅し、ギルドの擁護も無くなりました。

それに加え、一歩先行くイギリスで産業革命が既に起こり、大量生産の波が始まり、絶頂期よりは落ち着いた時期が続きます。そして数世紀後1993年11月17日に現代のギルドが再結成され、現在は30社ほどが参加し、LeThiersを作っております。
Lethiersへのエントリーは誰でも可能ですが、3つの厳しい条件をクリアーした会社のみが許可を得られます。まず、ティエール地区で作られ、正確な技術仕様書に基づく品質維持管理、また同業他社・お客さんを尊重したモラルある生産販売活動です。
ティエールは昔からの刃物産地であり、現在も手作りですばらしいナイフを作っています。


ティエール・カトラリー博物館による19世紀の資料映像と、
 復元された作業台での実演をYouTub動画で見られます 
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歴史的背景

5世紀〜9世紀 フランク王国(カール大帝《768〜814》、手づかみで食べる習慣〜17世紀)
13世紀頃 フランスにて商い文化が始まり(ブルジョアの始まり)、都市(街)が形成される。
ティエールで刃物産業興る
1610〜1643 ルイ13世
1643〜1715 ルイ14世
17世紀末〜 食卓に各人のナイフが並び、各々の小皿を使い始める。
18世紀前半 4股のフォーク誕生(イタリア・ナポリ王国のスパダッチーニ考案)
1661〜 ルイ14世の親政
さらなる勢力拡大を図る為に→財政充実する為に→国内産業の育成(王政特権マニュファクチュアによる)→ギルド(同業組合)の擁護

※ギルド=徒弟制度の頂点に立つ“親方”のみがギルドに参加でき、製品の品質、規格、価格などは厳しくギルド内で統制され、品質の維持が図られた一方、販売・営業・雇用の独占的な権利を有し、自由な経済活動を阻害した一面もあった。

1760年代〜
1830年代
イギリス産業革命
(その後、ベルギー →フランス→アメリカ→ドイツ→日本)
1715〜1774 ルイ15世
1774〜1792 ルイ16世+マリーアントワネット
1789 バスティーユ牢獄襲撃→フランス革命
1792〜1804 共和制(フランス革命とともに、王政は消滅し、すべての人々が手工芸や芸術、職業など何でも営業することが自由になった=アラルド宣言《Allarde Decree》)

※アラルド宣言:1791年3月2日〜17日 原則は、次の3つの論理に支えられている。

  1. 全ての経済的主体は、破産の危険性を持つべきである。(原理的に破産することのない自治体が介入すれば、競争の原理は歪められる。)
  2. 公的な直接財政援助が特定の経済部門を優遇することによって、競争のルールが歪められる。
  3. 自治体は、工業及び商業活動の管理において生じうる財政的危険から保護されるべきである。
1804〜1814 ナポレオン1世
1829 ラギオールナイフ誕生
1830 クリストフル社創立
1850 SCIP社創立
1912 文祥堂創立
1993 シャトーラギオール誕生
1993年〜現在 ティエールにて“ギルド”再結成。(当時14社→現在30社(メーカーは80社ほど))

もともと、刃物文化があり、中世のギルド制度で頂点を迎えたが、①他国のガチンコな産業革命②王政の衰退=ギルドの衰退により、ティエールの刃物文化も衰退していたが、当時と同じような良い面を残し、復活した。

※良い面とは・・ティエール・ギルドの条件=製品の品質、規格、価格などは厳しく統制され、品質の維持が保たれた。

※現在のLeThiersに関する3つの信条 
地域:生産を含めた全ての活動はティエールの中で運営
品質:品質と形状の基準となる統一された管理運営は技術仕様書によって明確にする
道徳性:買い手と、同業の刃物師を尊重した販売業務

ティエールは昔からの刃物産地であり、現在も手作りですばらしいナイフを作っている。




年表から見る フランスとティエール刃物産業の背景

フランスとティエール刃物産業の背景 年表の画像



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