「石橋を叩けば渡れない」「出る杭は伸ばす」などユニークな言葉を残し多くの人に今も親しまれている父・西堀榮三郎は幼少の頃から山登りを通じて心身を鍛えるだけでなく常に現場に行き、五感を駆使して自然に接し多くの事を学び色々と探求してきました。
11歳の時に白瀬矗南極探検隊の帰国報告を京都南座で見聞きして自分も南極探検の夢を持ち続け42年後、今から53年前に日本の第一次南極越冬を実現させています。又戦後日本人として初めてネパールに単身入国し国王からマナスル遠征の許可を取り付け、初登頂を果たす陰の功労者でもあり、70歳でネパール・ヒマラヤのヤルン・カン峰の5300mのべースキャンプまで酸素無しで登り隊員を激励する前代未聞の快挙も成し得ています。
父は登山や探検ばかりでなく日本の品質管理を確立するなど、科学者としても功績を数多く残しています。冒頭の言葉の他に西堀カルタに表されている言葉の背景から、これからの若い人に人生を如何に楽しく生きるかを 父に代わってお話させて頂きたく存じます。
(西堀 峯夫)