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2025年06月02日
移動棚事業
筑波大学附属図書館は、学習、教育、研究活動の支援に不可欠な学術情報基盤としての機能を担うことを使命とし、1973年に設置され、1979年に中央図書館が開館、1995年に新館が竣工しました。
近年蔵書の増加によって収納スペースの不足が生じており、新館の固定書架スペースを改修し、新たに移動書架を設置することで収納量のアップを図りました。
一方本館では、開館当時から設置されている移動書架のメンテナンス頻度が高まり、今後の蛍光灯供給終了に伴う照明のLED化も課題でした。
少しでもメンテナンス性と収納量を向上し、照明のLED化を進めるため、本館の一部の移動書架をアップサイクルし、残る旧書架の一部をLED化。優先順位に合わせて予算の範囲で改修できる、アップサイクル方式の利点が生かされました。
所在地 | 茨城県つくば市天王台1-1-1 |
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納入年 | 1979年 |
アップサイクル年 | 2010年(本館)、2025年(本館・新館) |
設置面積 | 新館-3F・約105㎡ 4F・約105㎡ / 本館-約46㎡ LED化のみ実施-約58㎡ |
納入品目 | ハンドル式移動書架 コンパックルneo |
収納物 | 書籍 |
収納量 | 新館-3F・約55,500冊 4F・約54,600冊 本館-約26,600冊(2単位分) |
※本館設置面積及び収納量は、今回のアップサイクル部分のみです。 |
1979年竣工の中央図書館
新館3F:固定書架スペースを一部改修し、新規で移動書架を設置
新館4F:面積あたりの収納量は約2倍に増加
パネル床上げ方式で、既存の床にもレールを設置できた。段差注意を促すテープや進入防止チェーンも
学生の利用のため、使用説明等は2ヶ国語表記
本館:2010年に改修した電動書架から、一部をハンドル式書架へ2回目のアップサイクル
書架のアップサイクルと照明のLED化を単位ごとに実施
床レールと棚本体は点検の上、1979年設置当時のものをそのまま使用し、進入防止チェーンを設置
蛍光灯からLED照明へ変更